ミッション
ラグジュアリービジネスの世界的リーダーであるLVMHは、1987年の誕生以来、ファミリー経営のグループとして、各傘下メゾンならではのアイデンティティを尊重しながら、その発展を育むビジネスモデルを展開してきました。LVMHのメゾンはいずれも、卓越性を追求し、最高の倫理的・社会的・環境的基準に準拠した製品やサービスを世に送り出し、グループのミッションである「The Art of Crafting Dreams～夢や憧れの創造～」を支持しています。何世紀にもわたり、LVMHのメゾンは製品とサービスのクオリティに徹底的にこだわることで、有形無形の遺産を大切に守り、高めてきました。バリューチェーン全体にわたる垂直統合が、最高級原材料の調達から製造、セレクティブ・リテーリングまで、バリューチェーンの上流と下流の両方でこの卓越性を培っています。このモデルは、長期にわたる製品の卓越性を保証するものです。私たちの製品は、そのタイムレスな卓越性により、世代から世代へと長く使い続けられるようデザインされています。
ビジネスの成功の源である自社製品のクオリティに決して妥協しないのと同様、私たちは倫理観やその根底にある社会的・環境的責任についても一切妥協を許しません。私たちが毎年、絶えずエンゲージメントを強化しているのもこのためです。LVMHは、倫理的な行動をとるよう常に強くコミットしており、その活動や、社員だけでなく、パートナー、その他のステークホルダーとの関係すべてにおいてインテグリティ (誠実さ、真摯さ、高潔さ) にプライオリティを置いています。一般的な企業の倫理的責任という課題に対する明確な答えとなるこうしたコミットメントには、LVMHのようなグループが社会の中で示すことが期待されるリーダーシップが反映されています。業界のリーダーとして、私たちはこうした責任を積極的に受け入れています。
卓越性を触発するLVMHの企業理念
ベルナール・アルノーが掲げ、LVMHのあらゆるメンバーが共有する4つの企業理念が、長期的な事業活動を支える柱となっています。
創造と革新
創造性と革新性の組み合わせが、各メゾンの基盤となっています。これによってメゾンは、何十年にもわたって価値を持ち続ける高いクオリティを備えた製品を作り上げていく中で、メゾン独自の伝統とLVMHのルーツを尊重しながらも、未来をしっかりと見据え、絶えず製品やサービスを刷新し続けていくために必要となる絶妙なバランスを達成することが可能になります。LVMHのDNAに組み込まれた創造性と革新性が、いつでも、長期にわたるメゾンの成功にとって極めて重要なものであり続けるとともに、その成長への主要な道筋である、新たなテクノロジーがもたらす無限の可能性への探求にグループを導いてきました。
卓越性の追求
クオリティは、LVMHグループにとって、何ら妥協を許さない最優先事項です。各メゾンは、この上なく高貴で、洗練された表現方法によって、職人技とは何であるかを体現しています。どんなディテールにも細心の注意を払い、完璧な仕上がりを追求することが、私たちの製品とサービスの特徴となっています。この卓越性の追求の中で、LVMHグループは差別化をより際立ったものにしています。
起業家精神の育成
分権化され、フットワークの軽いLVMHグループの組織は、効率性と対応力に優れています。各人に大きな責任を託すことで、個人の自発性を高めているのです。こうした起業家精神は、リスクに立ち向かう勇気と忍耐力を促します。それはプラグマティズム (実際主義) に裏打ちされたものであり、野心的な目標を達成するよう社員を導き、モチベーションを高める能力でもあります。
ポジティブなインパクトへのコミットメント
LVMHグループとそこで働く人々がとるあらゆる行動には、倫理的慣行、社会的責任、環境尊重に対するグループのコミットメントが反映されています。こうしたコミットメントが、傘下メゾンの業績と永続的な成功を支えます。製品は、持続可能であってこそ真に望ましいものであるため、私たちはその製造方法がエコシステム全体と私たちが存在する場所や地域社会にポジティブな影響を与えることを確実なものとすることに取り組んでいます。
ニュース
ヒストリー
LVMHは、1987年にモエ ヘネシーとルイ・ヴィトンが合併したことによって誕生し、ラグジュアリー業界に新たな時代の幕開けをもたらしました。1989年以来グループを率いるベルナール・アルノーは、筆頭株主として、LVMHをラグジュアリービジネスの世界的リーダーにするという明確なビジョンを追い求めています。